アクセス
交通手段
私は阪急交通社のバスツアー参加
JR大阪駅から紀州路快速で和歌山駅に行き、きのくに線に乗り換えて紀三井寺下車。
交通費
JRの利用で片道1,340円。
最寄り駅から寺の門まで
バスツアーでの参加でしたので、今回は詳細分からず。公式ホームページやパンフレットでは徒歩
10分となっています。
門から本堂まで
門から本堂まで急な石段が231段あります。231段の数はそれほどでもないのですが、急勾配になると負荷が違います。息切れ必須の石段です。歩きやすい靴でお参りください。
難易度
【交通機関】
【交通費】
【最寄り駅から寺の門まで】
【門から本堂まで】
★の数が多いほど「難易度が高い」ことになります。
お寺について
第二番札所 紀三井山 金剛宝寺(紀三井寺)
(きみいさん こんごうほうじ きみいでら)
創建
宝亀元年(770)
観音様
十一面観音菩薩 ※秘仏(50年に一度の御開帳)
伽藍
本堂は江戸時代1759年建立
見どころ
2020年は50年に一度の秘仏御開帳の年でしたが、春の御開帳の時にコロナのため休止したため、特別に「よみがえり御開帳」として2021年4月8日から5月29日に御開帳になります。見逃した方、必見でしたが・・・
いきなりの洗礼、急勾配な階段
参道を抜けると山門が出てきました。向かって左手にいらっしゃるのが閻魔大王様。そうそう西国三十三箇所巡礼の始まりは閻魔大王様からですからね。この山門をくぐると、急な石段が始まります。

231段の石段はそこそこの数ではありますけど、なんせ急な石段ですので途中休憩をしながら登りました。息切れが集中力を欠けさせるので手摺でしっかりガードしたほうがいいです。西国は山寺ですからこれくらいの石段は当然です。くれぐれも歩きやすい靴でお参り下さい。
写真は女厄除坂ですが、他にも男厄除階段42段、還暦厄坂60段と名前がある石段がありました。
この石段は「結縁坂(けちえんざか)」と呼ばれていて、素晴らしい結婚相手に恵まれ、商売成功のロマンチックなサクセスストーリーがあるのですよ。でも息切れの辛さでロマンチックに浸れないかも。
金ピカな大きい観音様

石段を登りきるとまずは大きな観音様とご対面。バスツアーですから大人数で行くので、他の参拝客にご迷惑のかからぬよう人数調整なのか、すぐに本堂へは行かなかったです。
観音様は大きくて金色が光り輝いていて眩しかったです。西国の中ではこんなに新しい、ピカピカしている観音様はいないはず。2008年に平成の大観音としてお目見えになりました。
新しい観音様がいらっしゃるということはお寺が生き続けているということで、素晴らしいです。
50年に一度の御開帳

さて本堂に行き、観音様とご対面。
したはずなのですが、
信じられないことに、
全く記憶に残っていない(泣)
これもバスツアーで効率良くお参りするメリットの裏のデミリットなんですよ。
かつて一泊二日で4つの寺をお参りしたのですが、そのうち2つが交通機関のない難所の寺で印象が混ざってしまったり、4つもお参りすると私の頭のハードディスクのメモリがいっぱいになって寺ホルダーごとに整理出来ないことが起きました。
今回は一日に三つの寺に行きます。この寺の前に最難関の施福寺に行きまして、その寺の印象が強すぎたせいでしょう。
なんてことよ、50年に一度の御開帳という絶好の機会なのに観音様のこと覚えていないのです。
一緒にツアーに参加した友人にも聞いてみたのですが、友人も思い出せないのです。本堂の裏手のお部屋に入って、複数の仏像が並んでいたと思うのですが・・・
私の仏像の師匠に聞いたところ、観音様の中には記憶に残らない方々もいるそうで、俗世界にいる私の中にには居づらいのでしょうか。

このようなパンフレットやお土産の入浴剤、ボールペンをいただいているので、確かに見たはず。
あーーこれは「よみがえり御開帳」に行かざるおえません。
そして、よみがえり御開帳に合わせて再度伺う予定でしたが、これまた再度の緊急事態宣言のため、和歌山には行けなくなりました。
ますます謎が残る観音様です。これも西国三十三箇所巡りの面白さですね。見事に煙に巻かれました。

ほらね、ちゃんとお参りしたのですよ。


香炉を支えている子が気になりました。がんばっているよね。
境内からの風景
あの急な階段を上ってきたのですから、和歌浦を見下ろすビューが綺麗です。疲れが飛びます。
秋の柔らかな陽射しの時に行ったせいなのか、和歌山の気候の優しさがそうさせるのか、紀三井寺への参拝はとても穏やかな気分になりました。


また境内は早咲きの桜の名所です。桜の時期に再度伺いたいですね。
和歌山の温暖な気候に合った札所
ご神木です。鳥居があるのは神仏習合の名残かもしれません。

厳しい石段の後の本堂でのお参りで心が落ち着きます。観音様って本当に包み込んで下さりますね。観音様の姿は覚えていないけど、お姿を見て、気が落ちついたことは覚えていました。
境内はさほど広くなく見学しやすかったです。
寺全体で私たちを優しく包みこむ感じがして、和歌山の札所は温かいと思いました。
巡礼日:2020年11月14日
※現在はコロナ対策のため、手水舎は閉鎖、観音様と繋ぐ五色紐も触れることができない札所が多くなっています。
※同様に、拝観時間や入堂条件も、通常とは異なっています。このブログではあくまでも私が参拝した当時の情報と、更新現在ネット等で公開されている情報が元になっています。参拝時はご自身で最新情報をお確かめください!